牛は一年中放牧地で自由に草を食み、子牛に授乳しながら子牛を育てる。人は移動式搾乳トレーラーで一日一回のみ搾乳し、牛乳をチーズやヨーグルトに加工して、毎週土曜日にマルシェ(市場)で自ら販売する。フランス西部ブルターニュ地方のギユー農場は、農地24haに、乳牛の成牛12頭、育成雌牛12頭、育成雄牛7頭、羊16頭、山羊5頭、馬4頭、ロバ1頭を飼養している。年間12,000リットルの牛乳のうち、約20%はチーズに、約80%はヨーグルトとグロ?レ(ブルターニュ発酵乳)に加工している。省力経営により牛も人もゆったりしたスローペースとローコストを実現した農場であり、はたらく馬が日常的な役割を担っている農場でもある。農業大国フランスでも大型化機械化の流れが強くなっている潮流の中にありながら、小規模農場による6 次産業を成立させている。本講演会では、来日している農場主が農場経営の理念や実際の農場の様子について紹介する(フランス語、日本語通訳)。また、馬搬振興会より日本の畜力利用の現状についても具体的事例を交えて紹介する。
13:30~14:00 開場(受付開始)
14:00~14:05 開会
14:05~14:20 日本の畜力利用の現状 一般社団法人 馬搬振興会 岩田和明
14:20~14:30 ギユー農場紹介 林良
14:30~15:15 「自立した農場:生産、チーズ加工、市場での販売」
ギユー農場 エグランティーヌ トウシェ 氏
15:15~15:35 質疑応答
15:35~15:40 閉会
15:50~17:00 交流会(希望者のみ)
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